ついに「凍てつく玉座の日々」が始まりました。みなさんもデスナイトは大好きですよね。それでは“喧嘩ウィーク”について開発の裏話を公開しましょう！

ことの発端

「凍てつく玉座の日々」が形になる前、新イベントに関するいろんなアイデアをあれこれこねくり回していましたが、なかなかピンとくるものが見つかりませんでした。そこで、マンモス年の素晴らしいセットを振り返ってみることにしたのです。

この新しいイベントの日程を見てみたところ、「凍てつく玉座の騎士団」のリリースから約一年後というタイミングでした。「凍てつく玉座の騎士団」は去年リリースした拡張版の中でも、私たちのお気に入りのひとつでした。その一周年を記念して、大々的にゲームの前面に押し出してみてはどうかと考えました。これと同時に、“喧嘩ウィーク”という呼び名も思いつきました――酒場の喧嘩の期間中続く、「ハースストーン」のお祝いウィークということです。

からの閃き

この時点では、チームは2つの難問に突き当たっていました。イベントの名前をどうするか。そして、簡潔でありながら同時に「ハースストーン」の基準を満たした楽しいイベントにするにはどうするか。私たちがブレストしていた時、突然パーフェクトな解答が飛び出しました。

部屋に集まって、みんなでコンセプトをこねくりまわしていたところ、突然閃いたのです。「凍てつく玉座」にはもうナイツ（訳注：Knights<騎士>とNights<夜>をかけているダジャレ）があるから、デイズ（訳注：Daysには<日々>と<昼間>の意味がある）はどうか？このアイデアはみんなを大いに刺激しました。各自デスクに戻ると、あっという間にイベント全体を書き上げたのです。

同時に、このイベントで何が必要になるかという情報は、常に他のチームに共有する必要がありました。最初に声をかけたのがジョッシュ・ハリス、「ハースストーン」チームの黒板アーティストの一人です。そう、みなさんが毎週見る酒場の喧嘩の黒板アートのいくつかは、彼の作品です！この喧嘩用のアートはいくつかバージョン違いが作られ、最終的にゲームクライアントに実装されたものがみなさんの目に触れているものです。その「デスナイト達の決闘」の黒板アートの没バージョンの一つがこちらです。

開発

コンセプトの筆頭にデスナイトを据えると、イベント内容の具体化はずいぶん楽になりました。プレイヤーのみなさんに「凍てつく玉座の騎士団」の追体験をしてもらいたい。その願いは、喧嘩ウィークのクエストを通じてかなえることができます。新規プレイヤーや、必要なカードが揃っていないプレイヤーの場合でも大丈夫です。そのために酒場の喧嘩があるのですから！

喧嘩ウィーク「凍てつく玉座の日々」の酒場の喧嘩「デスナイト達の決闘」は、酒場の喧嘩「バ獣フレンズ」から特にインスパイアされたものです。デスナイトとしてプレイすることが、プレイヤーの「ハースストーン」体験をどれだけ劇的に変えたかを見て、大いに感化されたのです。「デスナイト達の決闘」では、プレイヤーは開始時からデスナイトとなり、「凍てつく玉座の騎士団」のカードからランダムに組まれたデッキを使います。

これは同時に、「凍てつく玉座の日々」におけるもう一つの目標――特に新規プレイヤーに、「凍てつく玉座の騎士団」カードセットをフルに体験してもらうこと――を達成するのにも一役買いました。このイベント用にデイリークエストをデザインする際も、この目標が念頭にありました。そしてもちろん、クエスト名には何かしら小ネタを仕込むのが、「ハースストーン」らしさです！さて今回の「凍てつく玉座」ではそんな“らしさ”を見つけられたでしょうか？ぜひ全部探してみてください！

また、ログインしたプレイヤーにゴールデンの「ハッピーグール」をプレゼントすることは、プレイヤーがイベントに参加するきっかけとして面白いのではないかと考えました。ログイン報酬には他のカードも検討しましたが、この「ハッピーグール」が最も「凍てつく玉座の日々」のテーマに相応しいと考えられたのです。スノーエンジェル（スノーグール？）を作っているこの小さなグールは、「凍てつく玉座の騎士団」セットの中でも最も陽気なカードであり、そのゴールデン版のアニメーションは私たちのお気に入りでもあります。

喧嘩マシマシ！

こうして、マンモス年のお気に入りセットをお祝いする、愉快な喧嘩ウィークイベントが出来上がったのでした！今後も今回のような喧嘩イベントを開催していくことで、過去のセットを追体験する機会と、プチイベントの数々を楽しんでもらおうと思っています。どうぞログインして「ハッピーグール」を受け取るのをお忘れなく。また「凍てつく玉座の騎士団」のコレクションが未完の場合は、現在販売中のバンドルアップ・バンドルをチェックしてみてくださいね。

また酒場で会いましょう！